出生直後の新生児・小児の発達のアセスメント習得のための複合現実ソフトウェア開発
熊本大学 2022/04/01 熊本大学では、デジタルを活用した教育高度化事業に取り組んでいますが、コロナ禍によって学外実習や対面で行う演習が制限されるなど、学生の実践力の習得に大きな影響が生じています。そのため、臨地実習と学内実習を効率的に組み合わせることで短期間の臨地実習でも学びの質を向上できる環境を構築することを目的とし、体験型実習を充実させる手法として複合現実による仮想学習環境の構築をおこないました。

今回は、母性・小児看護学の学習の一環として今まで人形を使用していた演習を、HoloLens 2による複合現実を活用し、より質の高い実習ができるように設計しています。具体的には、新生児・小児の平均的な実寸サイズの3Dホログラムを表示させ、発達状況ごとの動作を実際に目の前で見ることができるようになるなど、今まで以上にリアルに近い体験型実習を行えるようになりました。

ハニカムラボは、ソフトウェアの開発全般、一部のアニメーション制作および全体進行を担当。
Credit Director:行川 雅代
Project Manager:川野 徳道
Technical Director:飯田 兼也
Developer:飯田 兼也 / 安岡 広朗 / 堂下 一青
3D Model Creative:株式会社アシスタジア